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【ジャック・マンローの両手バックハンド徹底解説】

  • Writer: Marlin-kun
    Marlin-kun
  • Jun 24
  • 3 min read

ジャック・マンロー選手(DUPR 6.6)による、両手バックハンドの解説動画を観ました。正直言って、ものすごく勉強になりました。彼は「両手バックの王様」と呼ばれるほどで、ショットの安定性、意図的なスピードアップ、そして相手を揺さぶる技術など、あらゆる面で参考になる内容ばかりです。

以下は、個人的に特に印象に残ったポイントです。次の練習でぜひ試してみてください。

基本は足元から:スタンスとフットワーク

ジャックが最も強調していたのが、フットワークの重要性です。キッチンラインでの両手バックは、身体を45度くらいに開いたスタンスがベスト。

胸がサイドラインの方を向いてしまうと、次のボールに対応しづらくなります。

足を少し開いて構えることで、次の動きへの準備がしやすくなり、リカバリーもスムーズに。

グリップの握り方と指の使い方

彼はパドルの裏側に人差し指と中指の2本を添えるスタイルを採用しています。多くの人は1本、あるいは何も添えないこともありますが、彼曰く2本の方が安定感が増すとのこと。

しかも、グリップが長めのパドルなら手首の可動域(プロネーション)も損なわれないそうです。

ちなみに、私は左手の3本の指をパドルの裏に添えています。あまり一般的ではないかもしれませんが、個人的にはこれが一番コントロールしやすく、タッチの感覚もつかみやすいと感じています。

スピードアップの見極め

ジャックの「デフォルト」は両手バックハンドのディンク。そのため、相手は彼がいつスピードアップしてくるのか読めません。

判断基準としては、**ボールのバウンドが膝より上(特に腰あたり)**にくれば、攻めに転じるサインとのこと。

また、最初はあえて「真ん中」にスピードアップして、相手の動きを見てから、次はラインかクロスかを決めるとのことでした。

ただ叩くのではなく、「観察して対応する」という意識が大事ですね。

トライアングル効果(三角形の法則)

個人的に最も「目からウロコ」だったのがこの理論です。

ジャックは、相手を「壁」としてイメージします。

ラインにスピードアップ → 返球はそのまま真っすぐ返ってくる

クロスにスピードアップ → 返球は三角形の角度で斜めに戻ってくる

この考え方を知っておくだけで、次の一手への準備が格段に変わります。

スピードアップは「決め球」ではなく「布石」

多くのアマチュア(私も含め)がやりがちなのが、スピードアップ=ウィナー(決め球)と思ってしまうこと。

ジャック曰く、プロはスピードアップの後に必ず次の動きに備えて構える。

打って終わりではなく、次の展開を読む姿勢が大事だと。

ドリルの中での具体的アドバイス

練習中、ジャックは状況によってリカバリーの仕方も変えています。

ラインに打った後 → バックハンドで中央に戻る

中央に打った後 → フォアハンドで開いて対応

攻めたら守る。攻めて終わりにせず、次に備える。この「一連の流れ」が自然にできるようになることが、上達の鍵だと感じました。

【まとめ】

この動画が素晴らしいのは、「技術の紹介」にとどまらず、「なぜその技術が有効か」「いつ使うべきか」まで丁寧に解説されている点です。

上級者の動きを言語化してくれているので、自分のプレーに応用しやすく、非常に実用的です。

 
 
 

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