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上位1%のプレイヤーに勝つためのピックルボール戦術

  • Writer: Marlin-kun
    Marlin-kun
  • May 25
  • 3 min read

Updated: May 29



今回は、元D1テニスプレイヤーであり、PPAツアーにも出場経験を持つケネディによる、実戦に基づいたピックルボールの上達法をご紹介します。これまで1,000件以上のレッスンをこなしてきた彼女が伝える、極めて実践的かつ効果的なテクニックをまとめました。


1. 毎ショット後に素早くレディポジションに戻る

ボールを打った後、立ち止まって見送る癖がある方は要注意です。ラケットを体の前に構え、すぐに「構え直す」意識を持ちましょう。特にキッチンラインでは反応の速さが勝敗を分けます。

構える際は相手の位置に合わせ、ややバックハンド側に傾けたラケットポジションが好まれます。


2. 毎回同じインパクトポイントで打つ

ドライブでもドロップでも、ボールは常に体の前で打つのが理想です。そのためには、ラケットではなく「足」を使ってポジションを調整する必要があります。打点が毎回違うと、安定したショットが打てなくなります。

特にベースラインからのショットでは、準備の時間がある分、打点の位置をきちんと揃えましょう。


3. 強打への対応はコンパクトなスイングで

相手がスピードのあるボールを打ってきたとき、大きなテイクバックを取るとタイミングを外しやすくなります。ネット付近での速い展開では、ラケットを体の前に構えたまま、最小限の動きでブロックするのが基本です。


4. キッチンラインでは常に正対姿勢を保つ

横方向の動きで肩を大きく回すと、次の構えに戻るのが遅れます。正面を保ったまま外側の足から動き出すことで、スムーズにリカバリーできます。テニスと異なり、ピックルボールではこの動きが重要です。


5. 取れるボールはバウンドさせずに処理する

相手がドロップを打ってきた場合、できるだけノーバウンドで打ち返すと、相手の時間を奪えます。特に上級者同士の試合では、この「タイミングの奪い合い」が主導権を握る鍵となります。

ただし、高くて短いドロップは一度バウンドさせてから攻撃するのが効果的な場合もあります。


6. 低いボールはゆっくり返す

ボールが低い位置にあるときに強打してしまうと、ミスや相手の反撃を招くリスクが高まります。無理に攻めるのではなく、丁寧に返球してチャンスを待ちましょう。


7. 困ったら相手の足元を狙う

相手の立ち位置に関わらず、足元へのショットは常に有効です。後方にいても、ネット付近にいても、足元を攻めることで次の展開が有利になります。


8. スピンの基本はラケット角度とグリップ

トップスピンをかけたいときは、ラケット面を少し下に向け、上方向にこすり上げるように打ちます。スライスの場合は逆に、面を上に向けて下方向にカットするように打ちます。

トップスピンにはイースタングリップ、スライスにはコンチネンタルグリップが適しています。手首の角度と合わせて調整しましょう。


9. インパクトを「見る」ことを忘れずに

インパクトの瞬間に目を離すと、ミスショットにつながります。特に速い展開の中では「打点をしっかり見る」ことが正確さを保つ鍵になります。ボールがラケットに当たるまで、そしてその後ほんの一瞬、視線を残すことを意識してください。

テクニックは高度でなくても、こうした基本を正しく実行することで、ピックルボールのレベルは飛躍的に上がります。習慣として体に染み込ませることが、継続的な上達への近道です。


次回の練習で、ぜひ一つでも意識してみてください。

 
 
 

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